「PR」とは? 基本概念と担当者のお仕事まとめ

2019.02.25

「PR」とは? 基本概念と担当者のお仕事まとめ
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PR(Public Relations)とは、企業や組織が社会と“相互に”良い関係性を築くために、行うコミュニケーション活動の一種です。主に、メディア掲載やSNS、自社サイト、イベントなどを通して情報伝達を行います。

継続的なメディア露出を獲得できるリサーチPR

PRとは?「定義」を整理しよう

PRの定義

PRとは” Public Relations”の略で、企業や組織が社会と相互に良い関係性を築くために行うコミュニケーション活動の一種です。具体的には、情報発信によって顧客や自社の従業員などに「信頼」などの良い印象を与えたり、企業や商材を認知してもらったりし、良い関係性を構築することで売上アップやブランディング向上などの効果を得ることができます。

ここで注意していただきたいのは、PRとは単に一方通行の情報発信ではないということです。
PRとは、各対象との双方向のコミュニケーションや、多方向で複雑なコミュニケーションのことを指し示しており、「発信した情報が届いたら終わり 」ではなく「対象が発信する情報に耳を傾ける」ことも含まれるのです。

「PR」「広報」「プロモーション」「広告」の違い

まずここでは、PRと混同されたり区別が曖昧になりがちな「PR」「広報」「プロモーション」「広告」の違いについて整理します。


●広報
広報は、情報発信を行って”広く報せる”を指します。日本では「PR・広報」などと一括りにされがちですが、広報が定義する範囲が情報を一方通行で発信した段階までを指し示した言葉であるのに対し、PRは情報の発信・受信などの相互でのコミュニケーションを行うことを定義しているという点で違いがあります。

●プロモーション

製品・サービスに対する顧客の興味・関心を高め、購買意欲を高める施策のことを指します。マーケティング4P(※1)の1つです。製品・サービスをどのようにして認知させ、興味・関心を高めるかという施策がプロモーションです。
つまり、PRや広報はプロモーションの施策の一種です。

※1「マーケティング4P」
マーケティング戦略の立案・実行における4つの大きなプロセスから、それぞれの頭文字をとって「4P」と表したもの。各プロセスの名称は、以下の通り。

・Product(製品・サービス)
・Price(価格)
・Place(流通)
・Promotion(販売促進)


●広告

新聞・雑誌、テレビ、ラジオ、WEBサイトなど、何らかの媒体(メディア)に金銭を支払って情報掲載する施策です。広告は基本的にメディアへ掲載料や広告代理店への依頼料を支払う必要があるため費用が掛かります。一方、PRは社内で全て行うことができ、PR会社・マーケティング会社やツール利用などで費用を掛けないのであれば、無料で行うことも可能です。

PR手段の「種類」とは

PRでは、様々な情報発信手段を用いることで顧客や自社の従業員など対象とコミュニケーションを図ります。ここでは、その手段の一例をご紹介します。

●メディア掲載(プレスリリースなど)

新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、WEBメディアなどの編集者(担当者)に、プレスリリースと呼ばれる自社や自社製品・サービスに関する情報を記載した資料を送って、メディアに取り上げてもらう方法です。メディア掲載を実現させるポイントなど、詳細は以下の記事でご紹介しています。

▼【編集者はデータがお好き】メディア掲載にリサーチデータを活用しよう▼

●インフルエンサー活用

SNSやブログなどで影響力のある人物、読者モデル、テレビタレントなどの影響のある人物(=インフルエンサー)を起用して、自社や自社商材に関するレビューを発信してもらう方法です。イベントへインフルエンサーを誘致して情報発信するなど、SNSやWEB、雑誌などのメディア以外の場所でもインフルエンサーに協力してもらいPRする方法があります。

▼インフルエンサーを活用したPR活動事例 ~3選~▼

●SNS・ブログ・自社サイト

SNSやブログ、自社サイトなどを活用して情報を発信する方法です。運用代行などを使わず、自社で継続して情報発信し続けることができれば費用を掛けずに実施できます。最近では、SNS上で企業が顧客や他社と相互のコミュケーションを取ってPRしているケースもあります。

●イベント開催・出展

自社でイベントを開催したり、他の企業・団体が主催しているイベントへ出展して自社の情報を発信するPR方法です。メールやSNSなどあらゆる手法を用いてイベントへの集客を行い、集まった人々へ情報発信します。イベント後も、イベントのレビューをインフルエンサーに拡散してもらうことでさらなる情報発信ができます。

PR担当者が取り組む業務は?

次に、PR担当者が実際に取り組む業務の例を簡単にご説明します。

目的・ターゲット

まず、具体的な施策や業務に移る前に、PR担当者は何を目的として誰に対して情報発信するのか決めなくてはなりません。

PR手段の選定

次に、目的に合わせてどのような手段を用いれば、狙ったターゲットへ効果的にコミュニケーションを取ることができるのか戦略を立てます。そこで行われるのが、PR手段の選定です。

PRの実施・運用

ここからは、各PR手段別に行う必要がある業務を簡単にご紹介します。


<プレスリリースによるメディア掲載>
・プレスリリースの作成
・メディアリスト作成 / 配信
・掲載原稿の確認
・取材対応
・メディア担当者との定期的な情報交換

<インフルエンサー活用>

・インフルエンサーの選定
・インフルエンサー起用 / コンタクト
・インフルエンサーへの依頼・発信コンテンツの設計
・インフルエンサーマーケティングツールの運用

<SNS活用>
・SNS運用・管理
・発信コンテンツのネタ収集
・SNSマーケティングツールの運用

<自社サイトのブログ活用>
・ブログ記事の執筆
・自社サイトのブログ更新、掲載
・発信コンテンツのネタ収集
・SEO対策、メール配信などのサイト集客

<イベントを活用したPR>
・イベント企画 / 運営
・資料の作成
・問い合わせ対応
・イベント運営会社とのコミュニケーション

PR会社の選定

最後に、PRは自社でPR活動を実施するための工数・ノウハウが足りないなどの理由で、施策の一部またはPR活動の設計から全てを専門企業へ代行依頼するケースもあります。

その場合は、PR会社の選定を慎重に行う必要があります。
PR会社の選び方についての詳細は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

▼PR施策が「向いている会社」・「向かない会社」 ~成功する会社の3つの共通点~▼


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