「インフルエンサーマーケティング」「SNS広告」その違いと選び方

2019.03.11

「インフルエンサーマーケティング」「SNS広告」その違いと選び方
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「SNSを活用して情報発信を行いたい」とお考えの企業様が、最初に悩むのはインフルエンサーマーケティングを行うか、SNS広告を出稿するかというポイントではないでしょうか。これら2つの施策には、それぞれ特徴やメリットがあります。では、より自社に適した施策はどちらなのでしょうか。

ここでは、「インフルエンサーマーケティング」と「SNS広告」2つの施策の違いと特徴をまとめてご紹介します。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングとSNS広告

まずは、それぞれの施策内容を簡単に整理します。特徴やメリットなど、それぞれの施策の効果や利点における違いは次章以降で述べますので、こちらは必要のない方は読み飛ばしていただいても構いません。


■インフルエンサーマーケティングとは
企業が商品・サービスなどに関する情報をインフルエンサーに発信してもらい情報の拡散を狙う手法です。インフルエンサーやインフルエンサーのキャスティング会社に費用を支払います。
ブロガーや読者モデル、タレントなど、SNS以外で活躍するインフルエンサーも存在しますが、当記事ではSNSを用いた情報発信施策として「インフルエンサーマーケティング」と「SNS広告」を比較することがテーマですので、SNS上でのインフルエンサーマーケティングに主軸をおいてご説明します。

■SNS広告とは
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSに費用を支払って広告を出稿する施策です。多くの場合、それが広告であると明記された上でSNS上の投稿に混ざるようにしてユーザーに表示されます。それぞれのSNSで広告の表示方法や出稿手順などが異なり、また情報をリーチできる層も異なりますので、実施の際はどのSNSで広告を出稿するか考えて選びましょう。

特徴・メリットなどの違い

ここからはそれぞれの施策の特徴やメリットなどの面での違いをご紹介します。インフルエンサーマーケティングかSNS広告、そのどちらかの施策によりSNSで情報発信しようとお考えの方は、以下のような違いがあることを知っておくと良いでしょう。

情報の受け取られ方が違う

インフルエンサーマーケティングは、「営業感」「広告感」が無いため、同じ情報でも広告と比べて心理的に受け入れてもらいやすいという特徴があります。
また、インフルエンサーのフォロワーには信頼感・忠誠心の高いファンユーザーが存在します。彼らはインフルエンサーを介して得た情報に対しても同様に信頼感や好感を持ってくれる傾向が強く、SNS広告で発信した情報と比べてエンゲージメントが高まる効果を期待できます。また、インフルエンサーを介して発信した情報は、そのファンユーザーやフォロワーを介して「投稿のシェア」という形で広く拡散されるメリットも期待できます。SNS広告の場合、投稿のシェアはインフルエンサーマーケティングの場合と比べるとあまり期待できません。

「どんなターゲットに訴求できるか」セグメント可能な条件が違う

インフルエンサーマーケティングでもSNS広告でも、ターゲット顧客に情報を届けるために「セグメント」を行うことが大切です。それぞれの施策では、このセグメントにおいて選択できる条件のカテゴリが異なります。

SNS広告では、広告を出稿するSNSにもよりますが、多くの場合がユーザーアカウントに登録されている以下のようなプロフィール情報をもとにセグメントすることが可能です。

・性別
・年齢
・住んでいる地域

その他にも、InstagramやFacebookなどは、

・業界 / 役職
・学歴
・民族
・家族構成
・交際の有無
・結婚の有無
・子どもの有無
・ライフイベント
 (誕生日が近いか、就職や転職をしたか、結婚時期はいつか、現在の住まいが出身地から離れているかなど)
・興味 / 関心があるカテゴリ

などといった、より詳細なプロフィールデータをもとにセグメントを行うことも可能です。

一方で、インフルエンサーマーケティングの場合は、情報の配信先をセグメントする方法が「どのインフルエンサーに依頼するか」に限られます。そのため、インフルエンサーマーケティングの場合、リーチできるユーザーを、上記のようなプロフィールをもとに絞り込むことはできません。
ただし、インフルエンサーは「料理」「美容」「子育て」「カメラ」「車」「旅行」「投資」など、ある特定のカテゴリに特化しているケースが多く、基本的にはフォロワーもそのカテゴリに興味・関心がある層です。つまり、どのインフルエンサーに依頼するかによって、リーチ可能なユーザーを興味・関心という軸でセグメントすることができます。

情報発信タイミングの自由度の違い

SNS広告の場合、自社で原稿を書いて入稿するだけなので、情報発信までに必要なフローが社内で完結しており、発信のタイミングをコントロールしやすいというメリットがあります。
インフルエンサーマーケティングの場合は、インフルエンサーにどのような情報を発信して欲しいか伝え、実際に投稿原稿を書いてもらう作業が必要です。そのため、SNS広告と比べると、情報が掲載される時期をコントロールしにくいという特徴があります。

インフルエンサー/ SNS広告 どちらを選ぶか?

以上、インフルエンサーマーケティングとSNS広告のそれぞれの特徴やメリットをご紹介してきました。どちらの施策にするか選ぶ際のポイントは、これらの特徴やメリットを理解したうえで、自社が情報発信を行う目的をより効率的に実現できる施策がどちらであるか考えることが大事です。特に、両者の違いのなかでもセグメント可能な条件の違いについては、発信した情報の成果の大小に関わる重要な項目です。まずは自社がどのようなターゲットを狙うべきなのか明らかにし、そのターゲットを狙い撃ちできる施策を選ぶことをおすすめします。

インフルエンサーマーケティングを実施することになった場合、まず最初にお悩みになるのは「自社のターゲットにリーチできるインフルエンサーをどのようにして見つけるか?」ということかと思います。その方法については、下記の記事でまとめておりますので、よろしければ参考にしてください。

▼自社商品に最適なインフルエンサーの探し方▼


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