アウターブランディングとは?成功事例を紹介
公開日:2023/05/17 最終更新日:2023/06/06
企業規模に問わずブランディングは重要な施策であり、その中で市場の中で優位性を獲得していくためには「アウターブランディング」が役立ちます。
この記事ではアウターブランディングとはどのようなものなのか、実施するメリットや成功事例を紹介します。
目次
アウターブランディングとは?
アウターブランディングは、対外的なブランディングのことを指し、企業や組織が一般消費者や顧客、取引先、求職者などに対して、自社のブランドを確立するために行う活動を指します。
アウターブランディングでは、広告、マーケティング、パブリックリレーションなどの手法を用いて、外部の顧客、パートナー、投資家、一般の人々に対して企業のブランドイメージを構築・向上させることを目指します。
具体的には確立したいブランドイメージにあわせてロゴを作成したり、パッケージをデザインしたり、イメージ広告を配信したりします。
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アウターブランディグを実施する3つのメリット
一般消費者や顧客、求職者に対するブランド確立を目的とするアウターブランディングは、以下のようなメリットがあります。
それぞれ詳しく紹介します。
サービスや企業の認知向上、イメージ向上
アウターブランディングでは広告やマーケティング活動を通じて、ターゲットオーディエンスに対して企業の存在や提供する価値を知ってもらうことができます。
結果的に〇〇というサービスならこの会社といった形で、商品やサービスを思い浮かべる際に第一候補としてあがるようになり、売上につながりやすくなります。
同業他社との差別化が図れる
ブランディング活動によるサービスや商品のイメージが浸透していくことで、この企業の商品なら品質は間違いない。この企業のサービスは信頼できる。とった形でいいイメージが持たれやすくなります。
例えばスマートフォンであれば、シンプルで使いやすいものなら「Apple」と思い浮かべたり、頑張りたい時に飲むエナジードリンクなら翼が授けられそうな「レッドブル」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
このようにブランディングによってイメージが確立された商品は、他社の商品と差別化することになり、結果的に選ばれやすくなります。
同じような機能や品質の商品であっても買い手にとってイメージがあるかないかで、選ばれる確率は大きく変わってきます。競争が激しい業種、商品自体での差別化が難しい業界でこそアウターブランディングは大切と考えられそうです。
リピーターやファンを作れる
売上を安定的に上げ業績を伸ばしていくためには、新規顧客に選ばれることと同時に既存顧客にどのようにリピートしてもらうかという点が重要です。
アウターブランディングが成功し、ブランドに対して共感や愛着を感じてもらえるようになると、なかなかその商品から離れることはなく、長く愛され選ばれるようになります。
また共感や愛着を強く持つ方はブランドにファンになり、企業が情報を発信しなくても、口コミとして商品を宣伝してくれることもあります。
ファンが生まれることで更にファンを生み出す流れにも繋がりますので、まずは魅力を伝えるアウターブランディングが大切となります。
アウターブランディングの成功事例
ここではアウターブランディングが成功している会社を事例として紹介します。
Apple(アップル)
有名なブランドでありブランディングが成功している企業として「Apple」と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
Appleは世界的に有名なブランドとしての地位を築いています。彼らの成功の一因は、革新的な製品デザイン、シンプルで洗練された広告キャンペーン、ユーザーエクスペリエンスにおける優れた品質などです。
Appleは、ブランドイメージを通じて顧客に独自性と高い価値を伝え、顧客のロイヤルティを確立しました。
現在は新しい商品を出せば話題になるほか、既存顧客も商品が出るたびに買い替えるという方も珍しくありません。
Nike(ナイキ)
Nikeは、スポーツウェアとアクティブウェアのグローバルリーダーとしての地位を築いています。
彼らのブランドは、アスリートのイメージと情熱を体現し、トップアスリートやエンドユーザーに向けてインスピレーションと高品質の製品を提供しています。
Nikeは、スポーツへの情熱や成果を強調する広告キャンペーンを展開し、ブランドの強さと認知度を高めました。
ユニクロ(UNIQLO)
ユニクロは、ファストファッションブランドとしての地位を築いています。
彼らのアウターブランディングの成功は、高品質な製品、シンプルで洗練されたデザイン、およびリーズナブルな価格設定によるものです。
ユニクロは、機能的な衣料品や快適な着心地を強調する広告キャンペーンを展開し、世界的なブランドとしての認知度を高めました。
アウターブランディングで他社との差別化を
アウターブランディングは一度なにか施策を打てば成功するものではなく、複数の施策を続けていくことで徐々にイメージを確立し、他社との差別化ができるようになってきます。
取り組み始めるときには、長期的な施策であることを理解し、中途半端に終ってしまわないように年間計画や数カ年の計画を立てるなど、都度施策の効果を測りながら進めるようにしてみてください。
弊社ではブランディングの企画から実施までのサポートをしております。ブランディングに関して、なにか気になることや疑問があれば気軽に問い合わせください。
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