プレスキットとは?役割や必要なもの
公開日:2023/05/10 最終更新日:2023/06/06
企業が広報活動をする際には「間違った情報の拡散」は絶対に防ぎたいものです。
そんな事態を防ぐためには、企業とメディアとで共通認識を持つために役立つ「プレスキット」の準備がおすすめです。
この記事ではプレスキットとはなにか?その目的や事例について紹介します。
目次
プレスキットとは?活用する目的
プレスキットは、報道関係者が記事を書く際に必要な情報を提供し、報道関係者がより正確な記事を書くことを支援することを目的としています。
具体的には企業や事業に関する情報をまとめた資料、画像、動画素材などをまとめたものを指します。
あらかじめ準備をしておくことで、メディア関係者が情報確認や画像提供依頼をする手間などを省くことができます。
プレスキットを作成するメリット
プレスキットを作成するメリットは主に2つあります。
1つ目は情報の統一性が確保できることです。
プレスキットには企業や製品の情報が統一的にまとめられていますので、メディアに提供する情報が統一され、正確性が高まります。
2つ目はメディア対応の効率化がされることです。
プレスキットを準備しておくことで都度資料を準備する必要がなくなり、メディアのニーズに合わせて素早く対応することができます。
メディア側からは「あの企業はメディアキットがあるから取材しやすい」と認識されることで、取材されやすくなる可能性も考えられます。
プレスキットに必要な項目
ここでは実際にプレスキットを作成する時に必要となる項目(要素)を紹介します。
プレスリリース
企業が発表した最新のニュースや情報を記載します。具体的な内容、背景、効果などをわかりやすくまとめましょう。
企業概要
企業概要や本社所在地、代表者名など基本的な情報に加えて、企業の沿革、業界の位置づけ、ビジョン、ミッションステートメントなど、企業に関する情報をまとめます。
ビジョンやミッションなどはメディアが使いやすいように端的に、見やすくまとめておくのがおすすめです。
画像・動画素材
企業ロゴや商品画像、関連イメージなどを掲載することで、メディアに使いやすい素材を提供します。
画像や動画に関しては圧縮されたものではなく、高解像度のものを用意しておくといいでしょう。
ロゴの利用に関するガイドラインがある場合は、ロゴとあわせて提供するようにしましょう。
企業担当者の情報
企業の担当者の名前や役職、連絡先を記載することで、メディア側からの問い合わせに対応しやすくなります。
連絡先は携帯電話の番号など、可能な限りつながりやすいものを記載するのがおすすめです。
プレスキットの事例
プレスキットは目的や企業の考え方によって出し方、ボリュームなどが異なりますので、複数社の事例を参考に紹介します。
note株式会社
note株式会社ではnoteにて以下のプレスキットを提供しています。
・コーポレートロゴ、サービスロゴ
・ガイドライン
・スクリーンショット
・サービス説明文
・会社説明文
・代表プロフィール
・オフィス写真
・会社概要
・プレスリリース一覧
・お問いあわせ先
株式会社メルカリ
株式会社メリカリではオフィシャルホームページでプレスキットを提供しています。
・ブランドガイドライン
・コーポレートロゴ
・サービスロゴ
・サービススクリーンショット
・経営陣プロフィール
・オフィス写真
株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードではプレスキットをホームページに公開しており、オフィシャルページからロゴ一覧をダウンロードできます。
プレスキットは準備しておくと広報活動がスムーズ
プレスキットは一度準備しておくことで、メディアへの画像提供などスムーズに広報活動が行えるようになります。
また齟齬なく情報を伝えることができるため、正確な情報を世の中に届けることもできます。
会社の基本的な情報やロゴ、オフィスの写真などは頻繁に変わるものではありませんので、一度時間をとって準備してみてはいかがでしょうか。
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